真面目なお話(生きろ)
被災しました。
私のボロ屋絶対倒壊するって思いました。
初めて心の底から『死』を覚悟しました。
幸いなことに、水道、ガスは止まることはなかったのですが、生まれて初めて、電気が使えないという状況になりました。
そして、こんな状況下にも関わらず、まず最初に私が思ったことは「このままじゃ7日のMステが観れない!」という事でした。
大阪の台風被害や、厚真町の方や札幌市清田区や東区の方が辛い思いをしている時に、なんて不謹慎なんだって自分が怖くなりました。
(北海道の地震のせいで、大阪の被害が、ほとんどテレビで流れないのも異常ですが)
何回も来る余震や、大地震が来る!や自衛隊が、私の友達の知り合いがみたいなデマ情報にも、最初は心底不安になりました。
(余震は未だに気にしなければなりませんが)
人間、電気がないと何にも出来ないなって思い知らされました。
電力会社の方々の、身を切るような努力のおかげで、徐々に電気が復旧していく様子に、心が震えました。
どんなに大変な事でしょう、ご自身だって被災しているはずなのに…。
(みんなが大変な時に、頑張ってくれている方達の事を悪くいう輩が一番嫌いです。)
そんな中、近所から「きゃー!」「やったー!」という声が上がりました。
状況確認もせず、ブレーカーの元まで走って行きました。
家の中に灯りがともりました。
あの感動は忘れられない。
そしてその時の私の第一声は…
「やったー!Mステが観られる!」でした。
家族は呆れていました。
…こんな時でもNEWSなんだって思い知らされました。
電気がつかない中、頼りになるのはラジオだけ、スマホも充電を大切にしなければならないので使用は最小限。
そして、ラジオから聞こえて来る曲は、残念ながら、どの曲も私の心を慰めてはくれませんでした。
どれも素敵な曲なんです。
パーソナリティの方やリスナーさんのリクエストなんですから、でも私には響きませんでした。
Mステの時間になりました。
いつものNEWS。
大好きなNEWS。
4人を見た時に恥ずかしながら、涙が出てしまいました。
まだ歌ってないのに。
いつも通りのNEWSを見れただけで、あの不安だった数日がうその様に消えて行きました。
「生きろ」
素敵でした。
みんなの歌唱が心に栄養をくれました。
たくさんの自然災害に襲われた、いまの日本の為に作られた様な曲…。
身にしみないわけがありません。
やっぱNEWSなんだ、私って。
彼らが元気に生きていてくれるだけで、幸せなんだって心から思いました。何かしてくれなくてもいい、ボランティアとか、メッセージとか特別望んでない、ただ彼らが元気で、大好きなNEWSの曲が聴けるだけで幸せだって…。
私には名曲なんて必要ない、必要なのはNEWSが歌う曲でした。
まだまだ余震も続いていますし、被害が甚大な地域もあります。
不謹慎な内容だったかな…。
でも自分が被災して、初めてわかったこともたくさんありました。
自分が被災していても、必死に働いている人がいる事も、たくさんの素敵な人達のおかげで、普通の生活に戻りつつある事も、北海道を応援してくれる、優しいメッセージが本当に心に染みることも。
そしてNEWSがやっぱり大切だってことも。
まだまだ予断は許さない状況ですが、被災されたNEWSファンの皆さん…生きようね!